重い・下がる・何かが出てきそうな感じ、特に午後や夕方に強くなる症状は、多くの方が思うよりずっと一般的で、軽度から中等度であれば手術なしで対応できることがほとんどです。
膀胱・子宮・直腸は骨盤底の筋肉と支持組織に支えられています。この支持が弱くなると臓器が下降して膣壁を押し出し、骨盤臓器脱(Pelvic Organ Prolapse)と呼ばれる状態になります。
部位により膣前壁の脱(膀胱が下がり、尿が出きらない感じを伴いやすい)、子宮脱、膣後壁の脱(直腸が下がり、便秘や残便感を伴いやすい)に分かれます。複数の部位が同時に起こることも多くあります。
関連する要因:経腟分娩(特に複数回、または大きな赤ちゃん)、更年期、日常的な重量物の持ち上げ、慢性の咳、慢性便秘、体重、結合組織の体質。
膣内の重い感じ・下がる感じ。立ったり歩いたりした後の午後や夕方に強くなり、横になると軽くなります。1日の中で変動するこの特徴はかなり特徴的です。
膣の入口に塊が触れる・見える。小さなボールの上に座っているようだと表現される方もいます。
尿や便が出きらず、いきむ必要がある。指で膣壁を押さないと出しきれない方もおり、これはsplintingと呼ばれます。ご自身から話されることが少ない一方、程度をよく反映する症状です。
尿もれの併存もよくあります。脱を起こす仕組みと尿もれの仕組みが同じだからです。
尿もれもある場合はこちら →処女膜の高さを基準に4段階に分類します。ステージ1はわずかな下降で膣内の高い位置、ステージ2は膣入口近くまで下降、ステージ3は入口から一部が出る、ステージ4はほぼ完全に出た状態です。分類には内診が必要で、症状だけでは判断できません。
ステージ1〜2は手術なしで対応できることがほとんどです。選択肢は、正しい骨盤底筋トレーニング、ペッサリー(膣内に入れて臓器を支えるシリコン製の器具)、そして生活の見直し(便秘の治療、いきみを避ける、重量物を持たない、体重管理)です。ペッサリーはすべてのステージで使用でき、指導を受ければご自身で着脱できます。手術をまだ望まない方、今後の妊娠を希望する方、手術リスクのある方に適しており、サイズの選定と定期的な確認は医師が行います。
手術は上記で不十分な場合や高度の場合に検討します。術式は脱の部位・年齢・妊娠希望・性生活によって異なり、適応は評価後に個別に判断され、結果には個人差があります。
重要な点:ステージの高さと困り具合は必ずしも比例しません。ステージ2でも生活に大きく支障が出る方も、ステージ3でもほとんど気にならない方もいます。治療は数字ではなく、実際に困っている症状を基準に検討します。
塊が触れる、重い感じが日常生活に支障をきたす、尿や便が出きらない、指で押す必要がある、尿もれを伴う — これらは受診の目安です。
早めの受診を:異常な性器出血、出てきた部分の潰瘍や感染、尿が出ない、閉経後の出血。
この領域はOrawee Chinthakanan 准教授(ว.33071)とVarisara Chantarasorn 医師(ว.26575、シドニー大学フェローシップ)などが担当します。女性医師の指名が可能です。
EMSPHERE EMタワー8階、BTSプロンポン駅直結、毎日10:00〜19:00。 診察料は症例の複雑さにより1,500〜3,000バーツ、別途クリニック手数料300バーツです。治療費は評価後に個別にお見積りします。治療価格は公開しておりません。
クリニックの場所とアクセス →本ページは一般的な医療情報であり、診断や個別の治療推奨ではありません。各治療の適応は評価後に個別に判断され、結果には個人差があります。医師の診察は英語またはタイ語のみです。書面でのお問い合わせは日本語を含む8言語で対応し、通訳は事前にご依頼いただければ手配可能です。THE FIT CLINIC — バンコク スクンビット通り628 EMSPHERE EMタワー8階、BTSプロンポン駅直結、毎日10:00〜19:00。